mercoledì 23 giugno 2010

CHIESA SAN FILIPPO  サンフィリッポ教会の地下

ORTIGIA 島は洞窟と地下道がいっぱい

旧シナゴーグ跡に建ったSAN FILIPPO教会の地下にあるユダヤ風呂見学 ある晴れた2010年6月16日にこの教会の修復がほぼ完了し、お披露目の行事がありました。さっそく地下にあるユダヤ風呂の見学も出来るので参加しました。



教会の前、オベリスクがあるユダヤ市場跡の広場で御開帳を待つユダヤ地区の住人、つまりお隣さんや ご近所さん達。



この教会の祭壇の絵はとても変わっていて、もともとユダヤ教のシナゴーグがあった場所に建てられたので偶像を使わないユダヤ教の教えが残っています。そのために聖壇の後ろにはキリスト像もなく、絵の中のキリストはパンかごか何か持って働いています、絵の中の聖人すべてが何か、そそくさ働いているのが面白く珍しい構図です。何とかカトリック教会風にカモフラージュしていますがユダヤ教徒が隠れて祈ったのでしょう。



地下に降りるのは危険なのでヘルメット着用が義務ずけられています。



左は地下の祭壇ここは別のミサを行った場所。右はミイラを作った穴で、ここにぶどうから作るお酢を流し込み遺体を入れてミイラ化にしたとか、、穴に落ちない様に椅子でかこってありました。ミイラになりたくないので私も注意しつつ覗き込みました。



地下の礼拝の間は広い空間で回りの壁には骸骨の絵が沢山描かれてあります。右は携帯で骸骨絵の写真を撮る女性。



左は雨水を引き入れた穴。右は先が見えないくらいどこまでも続く長い地下回廊。





螺旋階段がどんどん深く地下に下がります。右はこのユダヤ風呂へ降りる段で水は透明です。


これが禊のためのユダヤ風呂(王妃の風呂)本当に透き通った清水です。



長く続く地下回廊ですが、天井は鍾乳洞化していたので、「けっしてさわってはいけません !!」とガイドが厳しい、、 





、、アレレ、、地下出口から登って顔を出したら違う San Francesco di Paola教会に出たのでびっくり、、この二つの教会は地下でつながっているのでした、、と、言う事はオルテイジャは何処までも地下道が続く街なのです、驚くほど立派な地下回廊が沢山あります。ユダヤ人は1492年に公には追放されましたが、何とか地下世界を利用して生き延びた、あれこれ推察出来ます。

シナゴーグは1693年の大地震で詳細不明とか、跡に1700年代にPilippo教会の建築開始、その後色々問題があった様ですが19世紀にほぼ完了。ただ現代になり第二次世界大戦の空襲で崩れ最近修復が終わったのが実状。この教会の広大な地下道は第二次世界大戦の空襲、連合軍(英米軍)の爆撃からこの街の住人達を守る大防空壕になったのです。地下回廊の壁には避難していた人が描いた当時の英国空軍爆撃機の落書きがありました。日本では住民は空襲で大多数が焼け死にましたが、ここオルテイジャやイタリア全国では教会の地下が立派な防空壕になったのです。

mercoledì 16 giugno 2010

BALCONI ART  バルコニー アート

BELEZZA DEL BALCONE  ORTIGIA バルコニー アート 

欧州中部より北、特に英国人や北フランスに住む人々には夢であるテラスとバルコニー(イタリアでは家についてるあたりまえの物が、)そしてここシチリアではバルコニーに装飾を入れアートにまでしている、自然文化ではラッキーな土地、ただ歴史的には占領、侵略の連続だった不運な島。

VICOLO I ALLA GIUDECCAとVIA RABERINTOの交差にあるバルコニー






マスクがついたバルコニー
(1098年か1698年?)ギリシア領時代にギリシア悲劇が上演された歴史からか、バロックからか、面白い装飾があちこちに。



VIA CASTELLO MANIACE
















PALAZZO BIANCO(白い館)建築家 Bermexio のバロック様式のバルコニー








Palazzo Biancoの玄関中庭にあるテラス。建築家BERMEXIOの顔と家紋であるサラマンダ蜥蜴が彫ってある。











VIA DELLA GIUDECCA
                        
                         

Via della Giudecca にある何時代か?興味がわくユニークなバルコニー
じーと見ていたら何だか 左は菊の紋に見え、右は懐かしやラーメン丼のマークに?



VIA  MAESTRANZA
 











VIA MAESTRANZA のはずれにきたころに、ふっと空を仰ぐと、人の顔が並ぶ建築装飾のPalazzo Impellizzeri 館がある。


館を所有するシラクサ市の紋章は鷲だが何だかおどけた八咫烏に見えた


N O T O












シラクサから38kmに NOTO と言う街があります。このあたりも1693年の大地震で街が崩壊し、その後に再建築されたので当時のバロックやリベルテイー様式のバルコニーが多く残っています。自由に写真を撮るのが好きな人におすすめ。





これは壁の装飾それともバルコニー跡?何か魔除け用かな?
私の台所から見える壁に埋め込まれた小さい顔の装飾。料理をしていて気がつき ギョッとしました。(黒い影はキッチンのブラインド)


小奇麗な街ではない、でも毎日の日常生活にアートが共生している、歴史上は軍事、政治、アート、宗教面でも、足で泥靴で踏み倒され上から塗りたくられたにもかかわらず、古い物が、がんとして残っている、面白い。



domenica 6 giugno 2010

MERCATO DI ORTIGIA  オルテイジャの朝市

Ortigiaで私の食べるメディテラネオ風グルメは単純その物、ただただ新鮮な物、いわゆる生な物の集まり。何でもシンプルに素材を生かして味わえる。そこで季節になると好物の生ハムとメロンが毎日続く時もある(理由はただ簡単で安いのと旬なので美味しいから、、)




ほんによく食べる生ハムにメロンとインゲンにスパイスシチリアーノをふりかけ。飲み物は森のフルーツと言う赤い色で香りの良いアイステイー。パッキーノトマトで作ったカポナータを少し。デザートは近場でとれるイチゴやオレンジ等にピスタッキジェラート。これが私の好物けんダイエットです。これらを食べ続けてほんとに痩せました〜

この街の朝市はとても楽しい、大きくはないが何でもあり、まずはチーズ類で私が大好きなリコッタまだ出来たてなので温かくて新鮮そのもの♫ ♪ リコッタで〜す。もち大型モッツアレッラも新鮮でとびきり美味しい。




出来立てほやほや温かいリコッタ、今日はそれにカボチャの花の天ぷらを作った。




色々なチーズのうち薫製カチョッタ的チーズと右は巨大型(人の頭位の大きさでびっくり)ここに暮らし始めてヨーグルトや添加物の入った物が何故か不味く感じて食べにくく、飲みにくくなりました。この地方はアーモンドが産物でアーモンド乳という飲み物が大好きになり毎日がぶがぶ、、




そしてカカオも産物、そこでさぞチョコレートが美味しいかと思いきや、否、何故か味はパリの方がおいしいのだ、、 残念無念 !!!