venerdì 27 giugno 2008

MANIFICI DOPPIATORI   素晴らしい声優達

 GENIALI  !!   DOPPIATORI  ITALIANI   
 天才的なイタリアの声優

日本アニメ、ドラマ、ドキュメンタリーの大事な声の吹き替えをしてくれる個性的な声優達は演技力も高く才能は抜群、世界超一流。彼らの声で見てしまうとオリジナルが聴けなくなるくらい迫力がある。もともとイタリアの人達は、皆DNAのせいか声が良く、日常的に演技力がある。イタリアで作曲されるアニメソングも良く出来ていて歌いたくなるのが多い。先日バスで国民会議(Assemblée Nationale)の前を通った時♪oh lady lady lady Oscar tutti fanno festa♪とつい歌ってハミングしたら「お母さんヤメテッ」と子供からにらまれた「仏は伊と同じテーマソング使ってるから恥ずかしィ〜」と、ヤバッ。イタリアのあの明るい歌声、笑い声が離れると大変懐かしい。日本語はあまり会話や感情表現の「演技」と言う分野には適していないのかも知れない、方言の方はまだ我慢出来るが、ずっと伊語の芝居の方が自然だし耳に入っても感動的。

前回 クイズ 誰の声?解答

1 ルパン3世 ( Lupin III ) ルパン

2 愛してないと(Kiss me Licia)ごう(Mirko)
聖闘士星矢(I Cavalieri dello Zodiaco)星矢(Pegasus)

3 ベルサイユの薔薇(Lady Oscar)オスカー
銀河鉄道999(Galaxy Express999) メーテル

4 テレビドラマ 子連れ狼(Samurai)一刀 拝 Itto OGAMI 

Ivo De Palma
  イヴォデパルマがごう(ミルコ)の声を吹き替えた「Kiss me Licia 愛してないと」は大人気であまりにも人気が出 てとうとうイタリア人の声優や俳優が出演して同じドラマが作られたりしました。彼の「Saint Saiya 聖闘星矢」ペガサスの声はイタリアの子供以外にも伊や仏に住むアジア系の子供達に希望と誇りを与えました。他にも沢山、日本アニメ吹き替え声優の草分です。

Cinzia De Carolis
  ベルサイユのばら、オスカー役チンツッアデカロリスの深みのある声はイタリアの少年少女達をうっとりと陶酔させました。このアニメの本場フランスの声優よりずっと魅力的。同じ様に宇宙をひた走る999の列車の窓にはメー ルの声が汽笛と共に心に響き、彼女の声は傑作芸術品です。

Pino Colizzi
  テレビドラマ子連れ狼、Ogami親子の逃避行はSAMURAIと言うタイトルで長く続 きました。ピノコリッツイが飛び抜けて印象に残り声優として柳生流。拝一刀Ogami Ittoの歩く道の苦しくかつ厳しい声を見事に演 じていました。このドラマの漫画の方は最近、仏語やポルトガル語圏で人気が出始めてます。

昨年末から下記のイタリアのベテラン声優達が亡くなり残念、冥福を祈ります。

Roberto Del Giudice ( 25/09/1940-25/11/2007)
長い年月30年位続いたルパン3世シリーズのルパン役 。イタリアの若者はたびたび言います「僕はロベルトのルパン3世の声で育ったんだ、小さい時から彼の声のルパン3世は自分と一緒に毎日を過ごしてた、、」と、、そして怪物君のドンドラキュラの声は、時に歌まで歌って声優として楽しめた仕事だったとインタビューで語っていた。彼の声がもう聴けないのが寂しい、、(ルパンの事だから雲の上からいたずらでも、)

Enzo(Vincenzo Benito) Consoli 
(19/07/1939-15/02/2007)
   ルパン3世で銭形と五右衛門の二役を時に受け持った声優。劇場俳優として優れた俳優であり、著作「Uova di passero雀の卵」「Il giardino dei limone blue青いレモンの庭」「Tenui legami」「Miraggi」があります。

Claudio Capone ( 18/11/1952-23/06/2008 )
渋いが説得力のあるバリトンが響くと、あれ?と思う事でも何でも納得してしまう魔法の力がある声の持ち主。数多くのドキュメンタリーのナレーターとして有名。彼が若くして去ったのは残念、彼の声が家の中に響いてくると何か面白いドキュメントが見られるとテレビに駆け寄ったものです。
日本のアニメ、ドラマ、ドキュメンタリーのイタリア語吹き替え声優達の才能溢れる演技力で何倍にも楽しく見る事が出来てありがたい、この功績は高く評価されるべきと思い、心から敬服します。
 

giovedì 26 giugno 2008

DOPPIATORI ITALIANI イタリアの声優

クイズ 私は誰の声 ?

日本のアニメやドラマの吹き替えをしてくれた忘れられないお世話になった声優達、彼の彼女の素晴らしい声の魅力で人気が倍増したのです。

  
1
2





          3



4
 

1 人気怪盗3人組のボス 
  ( Roberto Del Giudice )

2 愛してないと、ペガサスが飛んでくる
( Ivo De Palma )      

3 仏革命の男装の麗人、鉄道の長髪美女
( Cinzia De Carolis ) 

4 子ずれの刺客人
( Pino Colizzi )


( foto da antoniogenna site Il mondo dei Doppiatori)

答えは別の日に、、

martedì 24 giugno 2008

Telmiti e Formiche シロアリとアリ


シロアリとアリ展覧会 の見学報告

とてもよい天気の日に、青空にちぎれた入道雲がいっぱい出てしのぎやすい散歩日和。そこで Palais de la dècouverte の例のシロアリとアリ展覧会に行ってきました。どうだったか? 
ムーいろいろ感じました、勿論、生き物、昆虫としてのアリとシロアリの生態説明と見本写真、巨大プラモデル等の展覧会です。だから別に気にする事はないので、ブログに書く必要も無いこれが正論です。でも私のブログは全く違う視点で書いているので、この機会にそれをお話ししちゃいます。この博物館は生体、解剖、宇宙、電気、化学等の子供の学習用にできていて、先生に引率された生徒が見学にくる。一部に常にテーマが変わる(次回は火山地震津波)展示場があり、今回はそこが会場。

中はアリの巣を想定して土色のでこぼこした迷路に巨大なアリのはりぼて?みたいなのが点々といます、ここでもう嫌な感じ。 私にはアリはけっこう可愛い感じなので(小さい時に平たい石を退かしてアリの巣を見るのが好きでジーと見ていた)小さい子供はさぞ怖いでしょうに。確かにその日は見学者は少なくて私一人では怖かった。

入り口に新聞の切り抜きをべたべた貼った様なレイアウト、、記事にはこう書いてある。

Re è sconparso ! 「王様がいなくなった !」

Se il Re muore un milione e mezzo di orfanelli ! Se la Regina non viene piu fecondata, il soldati e l’operaie che moriranno tra qualche mese non potranno essere rinpiazzati e la colonia si estenguerà lentamente….
もし王様が死ねば百万五千の孤児! もし女王が懐妊しなければ、戦士と働きアリは数ヶ月で死ぬでしょう、そして代わりの者がこなければコロニーはじょじょに消滅していくでしょう、

ECONOMIE Crise textile dan la soie.  経済 絹の繊維クライシス

何でこんな文章を入れるのかな?、ただアンフェアーポリテイカルならすぐピンとくる。この種のいやがらせは多分ユダヤ人がネズミや寄生虫等と言われ何千年とヨーロッパで受けて来た類と同じと思える。「気の回し過ぎ、」「そんな意味は含んで無い、」いやいやどうして立派ないじめ、充分に目的は果たしている。こういうからかいや、いやがらせは常にうすいベールで包まれていて気ずく人は少ない、気がついた人が文句を言うと必ず常識的神経とやらでねじ伏せられる。いじめとはこうしたもの。デリケートな人が受けると他の人に訴えにくいので、どんどんメゲて深入りしていく。

人にどう思われようと私は言い続ける、そして書き続ける、このブログでも、こういう展示神経はフランス人の例のショビズム的ユーモアかな?(文句をつける必要は全く無いが、知っておいた方が良い、メンタリテイー 歴史研究そして未来の為に)ちなみに展示の最後は世界地図があり日本にはシロアリがいるに2個ともランプが灯く、何で?と言う事は日本にはアリはいないのか。日本のシロアリの種類はTermites reticulternesとか。入場料7ユーロ返せ! 
期待してたショップは無くなっていた、素敵な鉱石や本、癒し系のCDを沢山売っていたのに、残念!

腹立ったので受付のお兄さんに注意した「この博物館の管理人は人間的でない、 水槽の小さい金魚が死んでたよ、葬式してあげなさい、アーメン!」可哀想に小魚が一匹ずつ水だけの何も無い狭い水槽に入れられて、そのうちの1匹は死んでいた。ネズミコーナーは普通扱い。

自分がされては嫌な事を人にしてはいけないな、、でないといつか巡り巡って思わぬ時にでっくわす。これからの若い人の課題は、本当の姿を知る事だろう、難しい、費用がかかる、でもそれをしないと、消えていかなければならない、その意味ではシロアリとアリ展は参考になった。

lunedì 23 giugno 2008

ESPOSIZIONE " FORMICHE E TERMITI " アリとシロアリ展

Paris 2008年6月23日リアルタイム版。

シロアリとアリ展覧会 二つの社会 二つの世界


わ〜っ 今パリでこんな展覧会をやってます。たしかPalais de la découverteは自然科学博物館(以前癒しのCDを買った)のはず、そのものずばりがいるのでしょう。8月31日まで、ためしにいつか行ってみますね、事後報告します。今日はテンポレアレ、地下鉄のシャンゼリゼクレメンソー駅プラットホームに貼ってあるポスターを見てケケッと笑ってしまいました、それでこれをピックアップ。(いつもの話は今写真の転載許可を待ってるので数日かかりそう)。フランスはよくこんな事して楽しみます、だから私達も一緒に笑いましょう、深刻になる必要無し(自分に言ってる)。ところでこのChamps Elysées Clemenceau駅の隣はCONCORDE、仏歴史の方ではなく日常生活では米国大使館があるのでそれなりに注意が必要。もちパリの有名なChamps Elysées 通りに出る駅ですが、住む人にとっては世界の要人が来たり、大イヴェントがあると封鎖して通過しちゃうのでめんどう。ん?、、出られない、夜になりニュースで「あー今日はブッシュが来ていた」てな具合。パールハーバー(アメリカの一つ憶えみたい、)と言うハリウッド映画のロードショウの時は両側のプラットホーム全面に大広告ポスターの連呼版、ずらっーとべたべた、、嫌な感じ、でも駅が駅だからしょうがない。なんせフランスだってこれ以上いやがらせされたくないし、イラク戦争反対した時はボルドーワインを道に流す映像が出廻り、「アメリカが世界を料理するからフランスは皿洗いしろッ」等と言われてグルメにはプライド高いフランス人は頭にきていました。

今その反動でヨーロッパに受け入れてもらう為に米国は苦肉の宣伝工作開始、その例が自国を欧州人のJOB探しに開放又は欧州航空会社は自由に入空可能などなど出血サービス中。白人社会とりもどし作戦かな?、、時代の逆行ばかり狙うおかしな政策があちこちに見える。

フランスはアメリカと友達関係でありたいと努める、日本も同じ様に友達にもどった方が良いのでは、、家庭内暴力&お金略奪夫との内縁関係など早く終り、、、米国とは友人でいい。

lunedì 16 giugno 2008

mia creazione 私の作品

VENEZIAのMURANO島に寄った時仕入れたムラノビーズでアレンジしました、良い事があるよにおまじない付き。









































domenica 8 giugno 2008

ENIGMA DI FELLINI  フェリーニのなぞなぞ

Il Giappone di Fellini フェリーニの日本

Marco Panara      da Kyoto

1990年10月26日付   La Repubblica

Il Giappone di Fellini è una pace da aquario
E se l’Oriente fosse in ciascuno di noi ?
Viaggio in treno verso Kyoto assieme al grande regista, che con lo scultore Pomodoro,il pittore Tapies e L’architetto Stirling ha ricevuto a Tokyo il prestigioso Premio Imperiale per le arti e ha presenziato alla prima di “ La voce della luna”
フェリーニの日本は水槽の平和、もしかしてオリエントは我々それぞれ己の内にあるのでは? 精神分析学者が言うには、夢の中に東洋人の顔が出て来たら自分自身の未知の部分との出会いだと。大監督と共に京都までの記者の旅、、

Sono divertito e incuriosito da queste tenere fiammelle, da queste monachine sorridenti che in allbergo spuntano fuori ogni momento.E’ lo steso archetipo riproposto in mille esemplari, ed ogni volta c’è la meraviglia che siano cosi, veramente. Non solo il simbolo esotico o l’oggetto di fantasie erotiche da vitellone. Mi sembra che con i loro sorrisi ed il loro inchini rappresentino in filigrana una società che continua ad affiorare su questa piovra di accanimento produttivo, sono l’umiltà di fondo, la timidezza degli antichi contadini gentili che si sovrappone all’orgoglio e alla determinazione”
「何時もひょこっと宿のあちこちから現れる微笑む修道女仕達、この優しい炎(女性達)に興味を持ち楽しんだ。お手本として幾千の典型があるが毎回本当にそのとうりなので驚く(ん?何の話)ただの雄牛(性力旺盛でひまな男)のエロティックなファンタジーの対象やエキゾティックなシンボルとしてではない。(ん?ホント?)彼女達の微笑みやお辞儀はたこみたいに熱狂的生産性で繁栄を続けるこの社会に金糸細工を施しているかのよう、奥深い慎ましさに、古いお百姓さんの優しさと強固な誇りがおおい重なっているみたいだ、、」

“Ho subito il fascino inatteso dell’imperatrice, quell suo sguardo vago che sembra vedere altre cose, il sussurro della voce, la grazia, la trasparenza. Ha detto a Giulietta che da giovane aveva visto La Strada e poi aveva voluto rivederla.Gli è parsa una fata,una creatura magica alla quale si puo chiedere di tutto. E’ diventata ai miei occhi la personificazione dell’aristocrazia spirituale piu pura: non credo di avere mai provato prima l’affascinazione di una creatura in contatto con altri mondi.
Accanto alla sua figura etera, l’imperatore,sucuro di capelli,mi è parso un azteco.
「皇后には思いがけなく、その透明感、優雅さ、ささやく様な声、その美しい眼差し等に魅了させられた。皇后はジュリエッタに若い時に「道」を見たが又みたくなりもう一度見たと話していた。妖精みたいに現れ何でもかなえてくれる神秘な創造物の様だった。僕の目には一番純粋な貴族の精神を人格化したようで、この世でない物と接触するために創造された者の魅惑は今まで経験した事がなかった。永遠の姿の隣にいた天皇は髪は黒くアズテックみたいだった、、」(ん?天皇はインカ系?)

Lo ammetto, venire in Giappone mi è piaciuto , ho avuto sensazioni confortanti che hanno risvegliato una parte di me che pensavo fosse andata in pensione.
「日本に来た事は確かに気に入ったのは認める、僕がもはや引退したと思った部分を目覚ましてくれた感じだ」(ん?何を)

Marco Panara記者とFellini監督の極上味の記事。日本の印象は?に「マイクとテレカメラばかり目の前にした日本の5日間が 何の印象なんだ!」の言葉で始まる天皇から文化勲章を受領しに日本訪問したフェデリコ フェリーニへのインタビュー(フェリーニのぶつぶつ独り言)マルコ記者の京都まで 新幹線で 一緒の道中語り。尚上記事のかっこ内は私の感じたコメントでマルコ記者の書いたものではありません、すいません。
マルコ記者の記事の言葉も面白く、色々な謎解きの様な文章が続き、いわゆるフェリッニアーニ(ワールド)。フェリーニとって日本の汚い街や騒音にうんざりした事は想像つく(ん?勿論)。タイトルにある「水槽の中の平和」は800人が食事するレストランの静寂への賞賛の表現でフェリーニが「たこ」と一緒に日本出発前から用意しておいたシナリオ用の言葉みたい(ん?きっとね)。
美智子皇后に非常に感動した事を細かく表現するフェリーニの描写が楽しい。「何でもかなえてくれる妖精の様だ」は、(ん?それは困る)やはり皇后の希有な美しさは大監督も魅了したようで嬉しくなりました。ピストイアにいらした時は沢山のイタリア人が歓迎しようと嬉しそうに道に並んで待っていました。

A Kyoto è già scuro. Piove. 京都は既に暗く。雨模様。これはマルコ記者のフェリーニ描写に最適でちょっと有名な結びの言葉ですが、、在イタリアのZS記者は反対陣営にいたのか気に入らないらしく「何が雨が降るだッ」といちゃもんをつけ、この声を偶然TVで聞いていて男の同業者への焼きもちというのを見て驚きました。気の毒にイタリアの記者なのに日本特派員だった為に反対陣営から攻撃される身になってしまうのでした。

マルコ記者の才能溢れる書き方はイタリアに刺激と癒しを日本から送り続け、常に注目され ていました。私もイタリアの人々と一緒に次は何を書いてくるのかな?と、楽しみでした。

フェリーニの勲章を読んでいて何故ジャーナリストのマルコには勲章が無いのかな〜と不思議に感じたものです。

venerdì 6 giugno 2008

BAMBINI IRAKENI & GIAPPONESI  イラクと日本の子供

湾岸危機から湾岸戦争勃発(1990年8月2日-1991年1月17日)

イタリアの庶民は皆で一緒に 夜ふかし時代

Paolo Garimberti の報道番組とゲスト達

サダムがクウェートに侵略してからの湾岸危機の頃は次第に夜はTVのトークショウがさかん。あちこちの番組で戦闘論争が始まり見ている人も巻き込みました。中でもパオロ ガリンベルティを中心にしたRAI TRE 夜中の番組は各界のイラク及び中東専門家を招いて戦闘争論が盛ん、とても参考になりました。ガリンベルティの論ではサダムの共和国親衛隊は完全装備で強靭、さらに彼らのサダムへの忠誠心が異常に強く、最後まで戦う覚悟がある事等が説明されていました。この番組でも頻繁にアメリカ軍は海の何処から上陸予定とか図面入りで予測を放映していた。後年分かった事ですが米国はサダムを騙すために海から上陸攻撃と偽情報をイタリアのTVに流したとか。

人々は仕事から帰ると夕食後は早々にテレビを覗きあれこれ討論、少しづつ夜ふかし族となっていきました。イタリアで本格的に始まるのはバクダッド空襲からですが、本当の連帯感で国全体が夜ふかしになりました。この真夜中にEnrico Ghezziが主体のチームがその日のTVに放映された画像をコラージュするBLOBと言う長寿人気番組がスタートしました。市内の劇場で見られない映画を放映する エンリコ ゲッツイの別の真夜中番組 FUORI ORARIO のテーマ音楽はイタリア人には忘れられない音律になり、後日 Giorgio Armani は彼の作品発表ショウにこの曲を使ったぐらいです。TV NEWSには戦闘に参加する事になった若い空軍飛行士が日本の特攻隊式の白いはちまきをしているのが映っていました。兵士へのインタビューの返事は「しなくていい戦争だ」国民皆が同じ様に乗り気のしない参戦で、良い例がイタリア海軍, 最高指令官 Mario Buracchia が「これはさけられた戦争だ」の勇気ある!発言で解任させられた亊件。もっともこのニュースはイタリア国民には微笑みで受け入れられました。(誰もが分かっていても本当の事は言えない、、そんな時代だった)

一方ブッシュ父によるメディアでのイラク悪人論はエスカレートしてますます大声になってきました、、、現実生活はミラノにもイラク人はいたし子供達はなるべく彼らを苦しませない、悲しませない様に工夫して一緒に遊び勉強していました。私の子供にもイラクの子をかばって決して仲間はずれにしない様に言い聞かせました、このいいつけはちゃんと守ってくれ、おまけに中学校でイラク攻撃反対パーテイまで企画主催していた。大人より子供の方がずっと賢く思いやりがあります。父兄会でイラク人の親から感謝の目ざしがありましたが、迷惑がかかると思うのか、他の父兄の誰にも声をかけないでいた姿が気の毒で、悲しい思い出です。この感謝の態度は私にされましたがこれは日本への感謝(イラクに派兵反対)でもあった様です。

反面「日本を侮辱しつくせ! umiliare umiliare umiliare, giappone ! 日本人を見たら殺せ殺せ殺せ!(WWII中に米国メディアに流れた反日メンタリテイー増強用ドキュメンタリーに出た言葉。当時のプロパガンダのイメージやキャッチコピーをピックアップしたRAI 3ドキュメンタリーGiancarlo Santalmassiによる日本実状紹介番組に映ったのを初めて見てショックだった)世界から日本を村八分にしてやるッ!(こっちは湾岸戦争用)」等アトランティック海洋の向こう側からの遠吠えが伝わり、、強いプレッシャーと変態的ないやな空気が感じ取られる日々が続きました。

今 日本製品が高性能品質だから世界で売れている?決してそれだけではない、世界の人々は日本製品に期待と言う希望の付加価値を付けているのでは? それに答えるにはどうしたらよいか?(ブランド製品買って、グルメに狂って、よその国の事状など知らない、は困る)自分自身と世界情勢のもっと細かく深い情報収集、マーケッティング & 分析をする方がけっこう早道かも。

giovedì 5 giugno 2008

GIONALISTI VARI  様々なジャーナリスト

色々なポジションの記者

Miriam Verrini

1990年10月17日付  Corriere della sera

PRESTO IL SIGNOR TOYOTA VI TELEFONERA’ A CASA

AUTOMOBILI/ Il gruppo Giapponese porta in Italia la sua politica commerciale
もうすぐミスタートヨタからあなたの家に電話があるでしょう

Miriam Verrini記者が各タイトルでほとんど新聞1ページを占める。ミリアムの記事が上段頁と下段にある。上段ではトヨタイタリア社の開設のニュースと共に旧大陸に日本の自動車メーカーの進出が書かれている、勿論ヨーロッパへの警告にも言葉を節約していない。内容は日本に注意!的な警戒文なのだが読んでいてもちっとも警戒心がわかない不思議な記事。

Tokyo è salita al terzo posto nel mondo nella clasifica delle spese per armamenti
Alle spalle del marine e del soldato Ivan rispunta il samurai
同ページの下段の記事だが全く異なるタイトル。日本の軍事費1%の問題だが国民総生産額が大きくなった為に金額が巨大になっているだけで軍備拡大されていると書く、真意不明なグラフ付き記事。

Miriam Verrini

1990年10月24日付  Corriere della sera

Giappone 1/Fumetti
Ora Calvi ha gli occhi a mandorla
細長い漫画付き記事で、日本ではカルビ殺人事件とアンブロジアーノ銀行の漫画が出版され人気があり、他にも日本のまんが普及がいかに広範囲かが書かれている。今のまんがブームを暗示している。面白かったのはこの記事が掲載された3日後にヴァティカン銀行総裁マルティンクス大司教が毋国アメリカに帰還と言うニュースがあり敏速なヴァティカンの情報収集力と実行力にびっくりした。記事内にあった小さい漫画の吹き出しを読んだかな?小型の記事だがインパクトは大型。


Livio Caputo

1990年10月17日付            Corriere della sera

Acesso dibattito a Tokyo su un maggiore coinvolgimento politico per inserirsi nello scenario del dopo Guerra fredda
Grande scommessa per il Sol Levante
La potenza economica giapponese cerca un nuovo nell’ordine internazionale
Ormai anacronistica la linea di basso profilo – Polemiche in Parlamento sulla possibilità di inviare truppe all’estero con l’Onu
日本の大きな賭け   

Ma la Difesa assicura « Non siamo un popolo guerriero »
I giapponesi sono ancora un popolo guerriero ? Sarebbe possibile,oggi come oggi, un fenomeno come quello dei Kamikaze ?
« Questo è il punto dolente. Noi abbiamo un esercito di volontari, con ferma triennale rinnovabile e ogni anno dobiamo trovare ventiduemila nuove reclute. Con l’economia che tira e offre posti di lavoro bene remunerati a tutti, è difficilissimo. L’uniforme non attira piu i giovani maggiormente qualificati, con l’ecczzione delle donne che pero non sono abilitate a funzioni di combattimento. Non si trovano neppure ufficiali, e anche molti di coloro che frequentano le Accademie finiscono con il fuggire verso una carriera nell’industria privata. Quanto alla capacità di sacrificio, è un’altra cosa. Il nostro popolo molto disciplinato,molto conscio del suoi doveri. E se il paese fosse in pericolo sarebbe anche morire per difenderlo. Ma la vocazione a essere una superpotenza militare non esiste piu ».

防衛庁長官の保証「我々は戦闘武者の民ではない」

(防衛長官へのインタビュー記事)
日本人はまだ戦闘民族ですか? 今この時代にKAMIKAZE の兆候はありえますか?
「これは苦しい点なのです。3年更新制の有志軍隊なので、毎年2万2千人の新人を募集しなければなりません。景気が良く条件のより良い就職口がいくらでもあるので、大変困難な状況です。優秀な若者にはユニフォームにはあまり魅力がないのです、まあ女性は例外としてですが、でも戦闘には彼女達は適していません。上官級職にも人が見つかりません、そしてさらに防衛大学に通う者も多くが民間企業での仕事に流れて去ってしまいます。ただ犠牲心と言う事に関してはこれは又別問題です。我が国民は大変規律が良く課された義務を良く意識しています。もし国が危険な時は死んで守るでしょう。しかし軍事大国としての適性はもう存在しないのです」。

Livio Caputo記者の湾岸危機中に書かれた日本の軍事関連記事だったが、、日本の本当の姿を伝えていた。

人にはいろいろな位置がある、どこにあろうと、それぞれの宿命も含めて、、