venerdì 25 aprile 2008

COMICI ITALIANI イタリアのお笑いトリオ

MAI DIRE BANZAI ( 風雲!たけし城 )1989-1990

お笑いコメンター トリオGIALAPPA'S BAND が一躍人気独り占め

湾岸危機前に始まったこのTV番組(1989年末から1991年も再)でイタリア中が馬鹿笑いの渦に巻き込まれました。それはすごい人気で見ない人がいなかったくらい。このタイプの笑いは なかなか見られないので よけい受けたのでしょう。MAI DIRE BANZAI が可笑しい面白い日本人というベースを作ってくれました。この番組をコメントしたのが GIALAPPA'S BAND 、これで彼らは一躍有名になり、その人気は今でも続いています。本当に画面ゲーム中の彼らのコメントの面白さは右に出る者なし。例えば日本の各大学名と成績が漢字で出ていると「画面はカッリアリとウーディネが優勢と書いてある」とか「日本の高貴な文化の精神は何しても痛いところにあります」「マッカーサーが日本人は12歳の国民と言ったが、それは間違い120歳です」だだでさえナンセンスなゲームに、更に彼らは、ほとんどメチャクチャなコメントを入れる。今まで持っていた日本人についての知識と反対なのでそれがよけい可笑しく、イタリア中お腹が痛くなるほど笑い転げた。

この番組から超一流人気 (声のコメンター トリオお笑い芸人) 者になった ジャラパス バンド は Carlo Taranto , Marco Santin , Giorgio Gherarducci の3名

この番組からも湾岸危機には「今の日本人は戦争には向いてない、楽しすぎる、独りで遊んでる、でもそれでも良い」という潜在的な常識がイタリア人の中にふくらんでいった。当時の海部首相が日本の戦争参加か否かで悩んでいた時期はイタリアでは日本は参加しなくてもちっとも違和感はなく、かえって不参加なのを尊敬(うらやましい、みあげたものだ)の感情を持って納得してくれていた。ヨーロッパ一帯がその気持ちでいたようだが日本からは反対にドタバタした感じが伝わって来る。ここに日本の不幸がある、国際社会が思っている事と 国際社会からこう思われているのでは、この間の食い違いが激しい。これはただただ日本が米国ばかり気にしていて欧州各国の想いを読めなかった点にもある。「日本は憲法上戦争に参加出来ません」と最後まで貫いたら かえって立派だったのに、残念。